【自己理解】うまくできないなら他者理解【キャリアカウンセラーが解説】

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自己理解しても自分が見えてこない

自己理解をしようとしてるけど、なかなか自分についてよく分からない

ずっと自分のことを見つめているけど、なんか一向に見えてこなさそう

違う視点で自己理解を深めたい

というあなたに向けて、

 

この記事では、自己理解を進めるための他者理解について書きます。

ぜひ、他者理解を通して自己理解を深めてもらえたらと思います。

この記事を書いている僕(@career_places)は、キャリアカウンセラーで300人以上のキャリアサポートをおこなってきました。

ぜひ他者理解の視点を知り、あなたの自己理解が深まって、自分の大切にしたいものや価値観が見えるようになれば幸いです。

自己理解が進まないなら他者理解を取り入れましょう【キャリアカウンセラーが解説】

自己理解は、字のその通りで、自分の価値観や興味関心を知ることです。

しかし、これが

👤「なかなか自分の興味関心や価値観や強みが見えてこない」

という方も多いかと思います。

で、そうゆう人には、もしかすると、他者理解というものが必要かもしれません

すがしゅん
実際に、僕自身も人のサポートを行う中でも、この視点を持てることで、自己理解を深められたケースもあったので、わりと信憑性はあるかと思います。

自己理解を深める他者理解とは

他者理解を簡単に説明すると、

「他者」つまり、自分以外の誰か個人や社会の理解を深めること

です。

例えば、

・周りの友達や家族という他者

・クラスや会社という他者

・日本や世界という他者

など、その規模は大小さまざまありますが、自分以外の「誰か」を理解する(しようとする)ことが他者理解です。

自己理解を深めるために他者理解が必要なのは、比較対象が持てるから

自己理解を深めるのに、他者理解を深めるって、逆のことをしているように感じられる方もいるかもしれません。

でも、この2つは表裏一体で、他者理解を深めることで自己理解の深みや理解度が上がるんです。

例えば、一つ質問をしますね。

Q.レモンは酸っぱいですか?

A.おそらく、酸っぱいと思われた方がほとんどだと思います。

では、レモンが”なぜ”酸っぱいと言えるんですか?

・クエン酸成分?

・レモンは酸っぱいものだから?

・ビダミンCが豊富だから?

これもそうだとは思います。

でも、ここで言いたいのは、ほかのオレンジやリンゴ、いちごなどのフルーツを食べてきた中で、一番酸っぱかったのがレモンだったから。

だから、

レモン=酸っぱい

という認識を持てていると思うんですね。

つまり、これって、他者(ほかのフルーツ)を理解しているからこそ、自己(レモンは酸っぱい)という判断ができているわけなんです。

他者理解を深めることで自己理解が深まる

自己理解他者理解の関係はまさに、フルーツの中にあるレモンと同じです。

なので、自己理解のみで苦戦している場合は、他者理解が不足している可能性が極めて高いんですね。

つまり、他者

・周りの友人や家族

・クラス、会社

・日本、アジア、国

という他者理解をすることで、「自己」というものは、比較対象を持つことができて、自己理解を深められます。

なので、他者理解は、自己理解において極めて重要です。

自己理解を深めるための他者理解の方法

では、具体的に、自己理解を深めるための他者理解をするにはどうしたらいいのかを解説していきます。

やり方は、いたってシンプルです。

しかし、他者の規模がいくらでも広げられて、正直なところキリがないので、まずは、身近なところから始めてみてください。

自分の友人や知人、家族にインタビュー

友人や知人、家族などの身近な人にインタビューをしてみましょう。

意外と、身近な人でも、その人について深く知ろうとしたり、

👤「他者理解をしよう」

と思って、接する機会は少ないかと思います。

でも、実はそんな身近な人こそ、他者理解を深められるのにもってこいの人なので、存分にインタビューをして、他者理解を深めましょう。

社会人にインタビュー

次に一つ輪を広げて、社会人として社会の中で働いている人の他者理解をしましょう。

友人とはまた違う世界や社会の中の自分として働いている人に話を聞くことで、他者理解の幅と深みが進んで、より自己理解も深められます。

それに、だいたいの社会人は、就活や社会経験の中で自己理解が深まっている方も多いです。

なので、そうゆう人から聞く、自己(こちら側にとっては他者)を聞くことはとても勉強にもなりますし、なんならアドバイスをもらうこともできるかと思います

すがしゅん
OB訪問サービスなどを駆使して、社会人と会い他者理解を深めましょう。

補足:他者理解を通して自己理解を深める時には、良い悪いで判断しないようにしましょう

よくあるのが、他者理解の中で、

👤「自分なんてできることないじゃん、他の人にはあるのに、全然自分にはないじゃん」

みたく悲観的になる人がいますが、これは、「良い悪い」で判断しているからです。

そもそも、人に良い悪いはないです。

単に「特徴や資質」が違うだけなので、基本的にこれらは表裏一体ですし、使い方次第です。

なので、いい意味でドライにフラットに、他者の中の自己というものを見つけるようにしてみてください。

きっと他者理解を深めた先に、自己理解の前進があるかと思います。なので、ぜひ、身近な人や社会人に会いにいき他者理解を深めてもらえたらと思います。

あなたのキャリアが前向きに進みますように。