・体に良さそうな食べ物を食べるようにしてるけど、実際に本当に体に良いのか不安になることがある
・ついつい「低カロリー!低糖質!ビタミンC1000mg配合!1日分の野菜が取れる!」というものに惹かれるけど、ほんとに体に良いのか疑問に思うことがある
・体に良さそうで実は悪い食べ物が何かを知ることで、体のためにやっていたことが逆効果になるのを防ぎたい
というあなたに向けて、
この記事では、体に良さそうで悪い食べ物ランキング5選について、食生活アドバイザーの僕(@career_places)がわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、体に良い食べ物だと思い食べてたのに、実は体に悪い食べ物だった、気づいたら、時すでに遅しだった、ということを防ぐことができるようになります。
少し大袈裟かもしれませんが、知ってるか知らないかで、5年後、10年後の自分の心身の健康が大きく左右されるかと思います。
”いつまでも若々しく、毎日健康で、体も心もやさしい暮らしを続けたいな”
という方はぜひ、最後まで読んでいただければ幸いです。
体に良さそうで悪い食べ物5選【特徴と対策法まで】
この記事で紹介する食べ物は、もしかすると、すでに体に良いと思って、もしくは好きで食べているものもあるかもしれません。
少しショックを受けてしまうかもしれませんが、事実を受け止めつつ、それらとの付き合い方も検討してみてくださいね。
もちろん、
・ここで紹介した食べ物を完全に0にするだとか
・それを食べるな
というわけではありませんので、そこはぜひ安心で読んでもらえたらと思います。

1、野菜ジュース(果汁100%ジュースも含む)

まず先に断っておきますが、野菜ジュースが完全に100%体に悪いかどうか、というテーマについては、論文や研究などでまだ明らかにされていません。
ただし、フルーツジュースでの研究など、参考に結果なども踏まえつつ、見えている範囲、要素の中で、体に悪い可能性があるのではないかということで紹介しています。
さて、野菜ジュースや果汁100%ジュースって、なんかまさに健康を意識し始めたときに真っ先に思い浮かべますよね?
でも、残念ながら、体にとってはあまりよろしくない、いや、むしろ悪い可能性があるんです。(※メーカーや種類によります)
なぜなら、野菜ジュースや果汁100%ジュースは、野菜や果物本来の栄養よりも少ないわりに、糖分塩分、添加物はたくさん含まれているからです。
「え?なんで野菜、果物で作ってるのに栄養一緒じゃないの?」
と思いますよね。
その理由として、野菜からジュースにしていく加工の過程で栄養価が取り除かれていってしまうからなんです。
例えば、
元々固形である野菜から、ジュースにするためには、潰して液体にする必要がありますよね。
ミキサーでガーッ!と砕いている時に、その熱や衝撃で、熱に弱いビタミンなどが破壊されてしまうんです。
加えて、野菜や果物の強みとも言える食物繊維も、飲み口をよくするために取り除かれてしまうと。
まぁ、正直ここまでであれば、なんとか加工過程を経ても、残った野菜や果物の栄養は摂れるので、野菜を食べる代替手段の一つとしては、有効だと思います。
けれども、厄介なのは、飲みやすくするために、食塩や砂糖、果糖ぶとう糖液糖、香料などの添加物はばっちり入れてくれているものが多いという点ですね。
そして、最後の仕上げに、メーカーにはよりますが、
海外から、既に野菜をミキサーにかけて、ペーストにしたものを輸入して使っているケースもあるようで、農薬や加工環境など、そういった意味でも、加工されたもののリスクが怖ったりします。
といった感じで、
「緑黄色野菜!」
「果汁100%!」
「1日分の野菜が取れる!」
みたいな、いかにも体に良さそうなイメージの野菜ジュースや果汁100%ジュースは、むしろ体に悪い可能性があるんですね。(メーカーや種類によります)
もちろん、
・味が好きとか
・作り方にこだわっているところだとか
・メーカーによっては作り方や内容を改善している
・添加物は不使用(材料に使っているのは野菜のみ)
と言った例外ケースもあるので、一概に悪いとも言えません。
でも、
「体に良さそうだから」
という理由で飲むのであれば、
・どんな野菜ジュース飲んでもいいよ!
・安いお手頃な野菜ジュース飲んでおけばいいよ!
・甘くて美味しい飲みやすいジュース飲んでおけばいいよ!
とは、間違ってもおすすめはできないかなと思います。
「それでも、野菜ジュース!野菜ジュースが飲みたいんや!」
という方は、下の野菜ジュースであれば、無添加で、かつ、使用している野菜も有機野菜で質も良いかなと思うので、おすすめです。
若干お値段はいいので難しい場合は、スーパーやネットなどで、食品表示を見て、表示の後ろの方に添加物がなさそうであれば、添加物の影響は防げますね。
ちなみに、2021年12月5日現在で、野菜ジュースを取り扱っているメーカーはどうか調べてみたのですが、余計な添加物が入っていないものも多数ありました。
なので、そういったものをなるべく選ぶのが良いかと思います。
参考:
世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事 | 津川 友介2、牛乳

牛乳ってカルシウムたっぷりだし、たんぱく質も多そうだしで、体に良さそうなイメージですよね。
でも、牛乳は実は体に悪いケースの人が多いんです。(特に日本人は)
なぜなら、牛乳は、仔牛の飲むものであって、本来人間の飲むものではないから。
もう少し踏み込んでみると、牛乳は、人間ではうまく消化できないケースが多いからです。
少し思い浮かべてみてください。
牛乳を含め乳製品を多めに摂った時に、
・お腹が緩くなったり
・お腹が痛くなったり
・お腹を壊してしまったり
なんてことなかったですか?
もしくは、周りの家族や友人でも、そうゆう方いませんでしたか?
それがまさに、牛乳の消化不良を起こしている結果なんですね。
特に日本人の95%は、牛乳の成分である、乳糖を消化できない民族。
なので、余計に牛乳は体に悪いケースが多いということなんです。
「え?でも消化しづらいだけで、体に良いんじゃないの?カルシウムたっぷりだし」
と思われるかもしれません。
でもですね、消化できないということは、第一に栄養に変換されないんです。
それでいて、カゼインというものも、腸内にダメージを与えて、リーキーガットを起こしてしまう可能性があります。
簡単に言うと、腸に穴ができて、悪いものが血液に流し込まれてしまうんです。
なので、基本的に、牛乳の多飲はおすすめできませんね。
けれども、牛乳ってほんと美味しいんですよね。
なので、あくまで、嗜好品として、ご褒美として楽しむという付き合い方がいいかなと思います。
参考:

3、サンドウィッチ(コンビニの)

これもまた、どちらかというと、体に良さそうな食べ物ですよね。
パンに、トマトやレタス、チーズ、ハムやベーコンなどを挟んでいだくと美味しいんですよね。
これもまた、残念ながら、こちらも体に良さそうなんですが、実は悪い可能性が高いです。
なぜか?
そもそも、
・野菜の栄養が抜けてしまっていて
・精製されたパンもまた栄養のほとんどないもので
・特にベーコンやハムは超加工食材で、塩分や脂質、添加物がたっぷりで(これは最も避けるべき)
・たまごなども添加物たっぷり
であることが多いからです。
ちなみに、コンビニの野菜は、食中毒などが起きないようにとか、みずみずしさや色を保つために、薬を浴びているケースも多いよう。
それでいて、ベーコンやハムに関しては、亜硝酸ナトリウムという発がん性の危険性があるものが使用されているケースが多いので、ここは最低でも避けるのをおすすめします。
なので、簡単にいうと、サンドウィッチは丸ごと全部体に悪い食べ物である可能性が高いということですね。
なので、極力コンビニで、
「体に良さそうだから、」
という理由でサンドウィッチ選ばない方がいいかなと思います。

参考:
体を壊す10大食品添加物 | 渡辺 雄二赤肉・加工肉のがんリスクについて | 国立研究開発法人国立がん研究センター
4、ドライフルーツ

これもまた、あの野菜ジュースショック以来の衝撃が走ります。。。
「ドライフルーツって、元がフルーツだし、さっきの野菜ジュースや果汁100&ジュースとは違って、乾燥させただけだから、大丈夫なんじゃないの?むしろ体に良い食べ物なんじゃないの?」
と思いますよね。
たしかに、加工を加えてないドライフルーツであれば、先程の野菜ジュースなどの加工過程による影響はないのでまだマシではあります。
けれども、スーパーやコンビニで売られていて、安価に手に入るドライフルーツには、砂糖をはじめ、添加物がたくさん加えられているケースが多いです。
なので、せっかくのドライフルーツの果実の良い部分が消されてしまっていることも少なくないんですね。
しかも、元々フルーツは糖分が多いのに、ドライフルーツにすることで、糖分がさらに凝縮されてしまうんです。
例えば、レーズンの場合、糖質量は、生に比べて500%くらいになってしまいます。
それでいて、ドライフルーツの良さでもあり、それがかえって悪い方向に働いてしまう点としては、乾燥させることで水分が飛び、大きさも凝縮されているところです。
これによって、小さくバクバクと食べられるので、どんどん食べてしまい、食べすぎてしまい、シンプルに凝縮された糖分をとりすぎてしまうというわけですね。
とはいえ、ドライフルーツに関しては、適量で、無添加で余計なものが入っていない良質なものを選べば、美味しく栄養補給にも役立てられるかと思います。
なんなら、ある研究では、レーズンを食べることによる健康効果についても期待できるそうなので、うまく付き合うと健康に味方をしてくれそうな食べ物ともいえますね。
繰り返しになりますが、食べ過ぎに注意するのと、砂糖や添加物などの余計なものでないかは、注意しましょう。

参考:
5、フルーツグラノーラ

健康を意識している方で、朝のご飯やパンの変わりに、グラノーラを牛乳と一緒に摂っている方も多いかと思います。
大麦やオーツ麦などに、ドライフルーツがミックスされていて、栄養も採れて体に良さそうですし、食感も味も抜群ですよね。
でも、実は、、残念ながら、、(泣)
「もうやめてくれー!」
という声が聞こえて聞こえてきそうですが、心を鬼にしてお伝えしますね。
グラノーラも、体に良さそうで悪い食べ物である可能性が高いです。
もちろん、グラノーラに入っているオーツ麦など自体は、栄養価があるのは事実なんですけど、それ以外のもの悪かったりします。
なぜか?
それは、砂糖をはじめとして、添加物がたっぷりであったり、体によろしくない油を含んでいる場合が多いからです。
やはり、メーカーが消費者に美味しく食べてもらうためには、
・甘味料で味を甘くつけたり
・油で揚げてカリッとした食感をつけたり
・食欲をそそるために香料で香りをつけたり
といったことをしていることが多いんですね。
これらによって、
・糖分をたくさん摂りすぎてしまい糖尿病のリスクを上げる可能性
・ショートニングなどのトランス脂肪酸によって、心臓病のリスクが上がる可能性
などがあります。
例えば、今手元にフルーツグラノーラなどがあれば、ぜひ裏側の表示を見てもらえると一目瞭然かと思いますよ。
ない場合や、コンビニやスーパーに行った時に、ちらっと裏側をみてみてください。
思った以上に、いろんなもので加工されていますので。
なので、こちらもまた体に良いから、というよりかは、ご褒美くらいの位置付けの付き合い方が良いかなと思います。
とはいえ、グラノーラに関しても、品質をしっかりと吟味したり、あまーいものでなくてもよければ、体に良いとされるものもあるかと思います。
なので、グラノーラを健康に役立てたいのであれば、例えば、こういったところなどで、試しに食べてみると良いかもしれませんね。

参考:
体に良さそうで悪い食べ物の3つの特徴
と、ここまでは、わりと具体的な体に良さそうで悪い食べ物を紹介してきました。
とはいえ、正直なところ、ここでは紹介しきれないほど、この世の中には、体に良さそうで悪い食べ物は出回っています。
なので、自分を守る護身術として、その特徴をお伝えしておきますね。
1、比較的安価で売られている
まず、総じて、一見、体に良さそうで悪い食べ物の特徴は、安価であるというのが挙げられます。
たしかに、買う側としては、
・安くて
・甘くて
・美味しくて
これに加えて、体に良いものなら、最高にコスパの良い買い物だと思いますよね。
でも、そうもうまくいかないんです、現実は。
もちろん、これも企業努力のたまものなので、一概に悪だとも言えませんが。
けれども、安価で提供するために、どこかで何かを削って、その安さを実現しています。
それが、安価な原材料を仕入れて、うまく添加物で加工して、美味しくしているということです。
つまり、安価には安価である理由があるというわけですね。
なので、体に美味しそうで、なおかつ体に良さそうなもの、を見かけた時には、いい意味で
「本当にこれ大丈夫?」
と自問すると良いかもしれません。

2、「体に良い!」というイメージを売りにして販売されている

なるべく安価で仕入れたものを美味しく加工
→プロの考えたキャッチコピーで体に良さそうなイメージを持ってもらう
→その良いイメージで気持ちよく買ってもらう
このような流れで、商品は、販売されていますよね。
たしかにマーケティングとしては、さすがだなと思いますが、体に良いものを選んでいく観点では、難敵です。
なぜなら、買い物をするときって、わりとイメージで買ってしまうところは多いから。
なので、そこをうまいことつかれてしまうですね。
なので、「体に良さそう!」というものを目にした時には、
「ほんとに?”体に良さそう”なだけじゃないの?」
と、これまたいい意味で疑う癖を持てると良いかと思います。
3、あれこれ混ぜたり、加工されている
これもまた然りで、体に良さそうで悪い食べ物って、何かに、何か良いものを混ぜることで、うまく体に良さそうなイメージづくりをしているんです。
「体に良い!」
を売りにしている時に、一部に良い部分が少しでも含まれていれば、まぁウソは言ってませんし、それをある種の売りにできるわけなんですね。
具体的な食べ物であげたものでも、フルーツグラノーラでも、「オーツ麦」というものを武器にして、売り出せば
「体に良さそう!」
というイメージが簡単にいっちょ上がり!というわけですね。
なので、あれこれと混ざっているものや加工がたくさんされているものは、体に良さそうで悪い食べ物であるケースが多いので、気をつけてみください。
体に良さそうで悪い食べ物を食べないための2つの方法
このたった2つの方法を知るだけで、きっとあなたの食生活は大幅に改善されて、いつまでも毎日穏やかに暮らせる可能性を上げられるかと思いますよ。
たった2つですし、めちゃくちゃ簡単で、今からできるので、ぜひ騙されたと思ってやってみてくださいね。
1、とにかく食品表示をチェックする

この方法は、もしかすると、健康意識の高い方だとすでにやっているかもしれません。
とにかく商品を手に取ったら、賞味期限や消費期限よりも早く、裏に書いてある食品表示をチェックする癖をつけてみてください。
ここに、その食べ物の答えが全部が書いてあるので。(厳密には、ここをうまくすり抜けてしまうキャリーオーバーというのがありますが、いったんそこは置いておきます)
食品表示を見ることで、何がおおよそ、どのくらい含まれているかなども、見抜けます。
基本的には、左上から順に、その商品に含まれている割合の多いものから表記されているので。
なので、例えば、缶コーヒーとかで、ブラック以外のものは、基本、原材料名の最初には、牛乳と書かれているんです。
つまり、商品名はコーヒーだけれど、割合としては、メインは牛乳みたいなイメージですね。
これは一例ですが、体に悪いとされているものが、最初の方に書かれていたりすれば、それを避けるようにするだとかもできるようになります。
なので、お買い物をするときには、この方法を試してみてもらえたらと思います。
それに、だんだん楽しくなってきますよ、予想当てゲームみたいな感じで。
「あ、これ多分、ショートニング使ってるな?(チラッ)お!やっぱり入ってた〜!買わな〜い!」
みたいな感じで(笑)

2、添加物や栄養、食品に関する知識を増やす
上で紹介した方法の効果を最大限に発揮するには、そもそも何が体に良いのか、何が体に悪いのか、と言う知識がないと見極められないですよね。
「よし!野球やるぞ〜」
と言っても、野球のルールを知らなければ何もできませんから。
なので、最低限の基本的な、食や栄養に関する知識を身につけると良いかと思います。
具体的には、
・食関連の本を読む
・ググる
などですかね。
この2つの中でも、個人的には、まずは本で学ぶのがもっともおすすめですね。
なぜなら、本であれば体系的に、網羅的に学べて、本に集中して読むことができるから。
もちろん、ググる、というのも、食に関して知識は深まると思うのですが、どうしても情報量に限りや偏りがあるので。
なので、本で基礎知識を広くいれてから、断片的な踏み込んだ知識を入れるのが最適かなと思います。

食生活アドバイザーの僕がおすすめの食に関する本はここら辺です。
ちらっと覗いていただいて、興味がわけば読んでもらえたらと思います。
まとめ:体に良さそうだけど悪い食べ物5選
改めてこの記事でお伝えした内容を以下にまとめていきますね。
1、野菜ジュース(果汁100%ジュースも)
2、牛乳
3、サンドウィッチ(コンビニの)
4、ドライフルーツ
5、フルーツグラノーラ
1、比較的安価で売られている
2、「体に良い!」というイメージを売りにして販売されている
3、あれこれ混ぜたり、加工されている
1、とにかく食品表示をチェックする
2、添加物や栄養、食品に関する知識を増やす
ここまでで、
「それ体に良さそうだけど悪いかもよ?」
ということを散々書いてきましたが、好きなものは食べた方がいいとも思っています。
「どっちやねん!」
というツッコミは受け付けます(笑)
やっぱり、食は栄養だけでなく、心が満たされたり、楽しむと言うこともとっても大切ですからね。
なので、繰り返しになりますが、あくまでここで知っていただいた知識をもとに、適度な距離感でこれらの食べ物と付き合っていくのが、心も体も豊かになれるかと思います。
好きなものは食べつつ、適度な距離感で。
あなたの毎日の食習慣がより良くなりますように。
ごきげんよう。
