Aさん‐「子供が大好きだし、今までもたくさん関わってきてやっぱりやりがいがあると思ったから福祉業界を受けてみよう。」
Aさん母‐「はぁ!?福祉?福祉なんて未来ないわよ、しかも重労働の割に、給料も安い、そんなとこ受けちゃだめよ!公務員になりなさい、公務員はいいわよ~安定してて。」
Aさん‐「・・・。」
Bくん‐「大学や学外活動でテクノロジーの勉強や事業に携わってきて、未来も明るいし、やっていて夢中になれて好きだから、ITベンチャーあたりを探してみよう!」
Bくん母‐「んん?エーアイ?テ、テクノロなんちゃら?んもう!そんなよく分からないものに手出さないの!ベンチャーは安定しないから、銀行行きなさい、銀行。銀行はいいわよ~年収高いし、安定してるし」
Bくん‐「・・・」
昨今、こんなやり取りが多くの家庭で見られます。
もう20歳を超えた大人の進路選択にまで、ズカズカと踏み込んでくるという。
過保護にも程がありますが、これが実情です。
この記事では、就活で親が志望先を反対してきた時にどうすればいいのかにお答えします。
この記事を書いている僕(@career_places)は、キャリアカウンセラーとして活動しています。
学生や社会人のキャリア相談を乗ったり、働き方や生き方などに関心があり、それらを踏まえて、今あなたはどうすればいいかの答えをお伝えできたらと思っています。
まず、就職活動において、親の言うことを聞いた方がいいかどうか?
就活で親に反対されても99%聞かなくていいです【無視しましょう】
大事なので、もう一度言います。
99%聞かない方がいいです。
就活で親に反対されても、親の言うこと99%聞かない方が良い理由は、3つ
1.親の時代に良しとされていたことと、「今」よしとされることは違うから
2.あなたのことを分かっているようであなたを知らないから
3.親の意思決定で進路を決めると他人の人生を生きることになるから
1.親の時代に良しとされていたことと、「今」よしとされることは違うから
前提として、
👤「親うるさいな」
と思うかもしれませんが、親も意地悪をしたい訳ではなく、あなたを思って言っています。
そして、伝えてくれていることは、親にとってはベターな答えを伝えてくれてます。(親にとっては)
しかし、
「親の時代の」ベターは、「今の時代の」ベターではないから、大変なんです
だから、それをそのまま聞き入れると、大失敗します。
例えば、公務員は一生安定の仕事は、昔のある時期では給料もあり、安定だったかもしれません。
しかし、今は、そうではありません。
国の財政が赤字の一途をたどり、正直、公務員の中で必要ない部門や仕事はどんどん削られて行ってます。
その削られた仕事の人は、退職を余儀なくされることも少なくないでしょう。
逆に、ITベンチャーや、事業をしたり、心の底からやりたいと思える福祉のお仕事の方が、長期で見て安定も所得も見込めます。(安泰、安定を保証をされている訳ではないですが)
ITベンチャーであれば、そこでスキルアップやそこの創業者の経営力や立ち振る舞いを盗ませてもらって、生きるためのスキルも身にできます。
安定においてやりたいことであり、世の中に必要とされるスキルを持っていることが重要
心からやりたいことであれば、その能力を最大限に伸ばして、希少価値の高く独自性のある人間になれます。
結果的に仕事はくるので、安定もします。
また、今後AI、テクノロジーの発達で人じゃなくてもできることは自動化されていきます。
それにより、人にしかできない仕事の需要が上がるし、やりたいことに時間を割ける時間が増えます。
なので、今からそれを極めていた方が、時が来た時に、めちゃ優位性を持てます。
ちなみに、一度親へ確認してもらいたいことがあります。
「100年時代」
「シンギュラリティ―」
「ベーシックインカム」
「SaaS」
「サブスクリプション」
「IoT」
この言葉を聞いて
「へ?」
ってなってたら100%言う事聞かない方がいいです。
完全に、今の時代の流れを見れていないので。
2.あなたのことを分かっているようであなたを知らないから
あなたが、家族や家で過ごす時間よりも、外に出て活動、体験する時間の方が圧倒的に多いです。
その中で自分の価値観に大きな影響を与えたことや感動したこと、好きなことなどが散りばめられています。
なので、仲間や、見守ってくれていた先生や先輩、色々教えてくれる大人の方が、あなたのことを分かっています。
親は家庭でのあなたを知っていますが、それはあなたの一側面でしかないのですよね。
その側面だけ見て、
👤「あなたにはこれは無理とか、向いている」
とか言われて、それを鵜呑みしては、あなたの幸せな選択は取りづらくなるでしょう。
3.親の意思決定で進路を決めると他人の人生を生きることになるから
👤「親に言われたから・・・」
という理由で意思決定したら、あなたは他人の人生を生きることになります。
・あなたの人生なのに、自分で決めなくていいんですか?
・あなたは、どうしたいんですか?
・後悔は残りませんか?
もし、少しでも後悔が残るなら、自分で考えて自分で意思決定しましょう。
(他の人からアドバイスを聞いたり、意見を参考にすることはした方がいいです。)
以上のような3つの理由から、親から就職活動(キャリア相談)のアドバイスは、聞かない方がいいです。
逆に誰に、これらのアドバイスを貰えばいいか?
「今の時代」を捉えた上で、キャリアへの専門性を持っている人の相談してみる
一番は客観的に今をとらえられていて、かつキャリアに関しての知識や経験が豊富な人にサポートをしてもらうことです。
それによって、自己理解や仕事理解、社会理解を深めていけます。
これが、あなたにとって、最善の選択肢が見つけられるようになるんじゃないかと思います。