20代も半ば、社会人になって数年、仕事もそこそこやってきたけれど、何がしたいか分からなくてモヤモヤが続いている
壮大な夢や志があるわけではないけれど、納得のいく仕事やキャリアを選びたい
現職の中で仕事の仕方を工夫したり、転職をしたりしてみたけれど、いまいち何がしたいかしっくりときていない
というあなたに向けて、
この記事では、20代半ばだけど、仕事で何がしたいか分からないを解決する3つの方法について、わかりやすく解説します。
この記事を書いている僕(@career_places)は、キャリアカウンセラーで、自身も転職経験を複数回経験しています。(転職失敗経験もあり)
また、主に20代向けのキャリア相談の経験、自身の転職経験を踏まえて、あなたの悩みを解決するキッカケになれば幸いです。
きっと、この記事を読み終えた頃には、仕事で何がしたいか分からずモヤモヤしている状態から、やるべきアクションが明確になり、動き出せる状態になれるかと思います。
20代半ばだけど、仕事で何がしたいか分からない3つの原因
いきなり、解決策をお伝えする前に、
・そもそも何が原因で、仕事で何がしたいか分からない状態になっているのか?
その原因をしっかりと突きとめてあげないと、間違った方向に進んでしまい、せっかくの努力や時間、お金を無駄にしてしまいかねません。
なので、まず自分は何が原因で、どこに当てはまるかをイメージしながら、読んでいただけるといいかと思います。
1、自己理解、自己分析、仕事理解などの分析がし切れていないから
「なんかもう聞き飽きたよ、、、」
というふうに思われるかもしれませんが、一方で、この自己理解、仕事理解ができていない人が大多数なのも事実です。
だからこそ、いろいろな人が口を揃えて、
「自己理解や自己分析は大事だよ!」
と言っているんですけどね。
少し耳が痛いことを言ってしまうと、実際問題、今あなたは、仕事で何がしたいか分からない、という現状、つまり、自己理解ができていない状況ということなんです。
自己理解不足
とても月並みですが、
という状態だと、そもそも何が自分に合っているのか、必要なのか、っていうのは見えてこないですよね。
実際のキャリア相談でも自己理解ができていない状態の例えとして、よくお伝えするのですが、
「自分の好きな食べ物が分からないと、どこの料理屋に行けばいいのか、どんな料理を頼めばいいのか分からないですよね」
と。
仕事理解不足
加えて、仕事理解の部分で言うと、
・世の中にはどんな仕事があって
・それぞれどんな特徴があって
・自分の性格や経験、強みにマッチしそうな仕事は何か
というところが見えていないというのも、仕事で何がしたいか分からない原因となっているかもしれません。
例えるなら、料理屋さんに行って、メニュー表の1ページの1メニューだけしか見てないイメージですかね。
もしかしたら、あなたの好きなラーメンやステーキ定食があるかもしれないのに、1ページの1メニューだけを見て、
「納豆ご飯定食…納豆好きじゃないんだよなぁ…」
見たくなっているイメージですかね。
なので、自己理解や仕事理解がし切れていないのが、仕事で何がしたい分からない原因の一つになっているかもしれませんね。
2、自分が好き、向いてる、苦ではない仕事に巡りあえていないだけから
若干、上の仕事理解のところで触れてしまっているのですが、そもそも、20代半ばですと、1社もしくは、2〜3社までの仕事経験というケースが多いかと思います。
なので、単純に、まだ、
・自分が好きだなぁ
・やりがいを感じられるなぁ
・苦なく仕事ができるなぁ
というものに、巡りあえていないだけかもしれません、物理的に。
とはいえ、やみくもに転職をしまくるのも、自分の体力やメンタルにこたえます。
それでいて、経歴としてもあまりよろしく見えなくなるのも事実かと思います。
そこで繋がってくるのが、1つ目に紹介した、自己理解や仕事理解なんですね。
3、そもそも仕事そのものに対しての欲求がそこまでないから
そして、そもそも仕事に対しての欲求、つまり求めているものがないパターンの可能性もあります。
「え?」
と思われるかも何ですが、実際にキャリア相談をのっていても、意外と多くいます。
メディアなどでは、
「好きを仕事に!」
「好きなことだけで生きていく!」
「仕事が生きがいです!」
というキラキラなワードで、煽ってきます。
けれども、
という人もまたいますし、そうゆう人生だってめちゃくちゃ素敵な人生だと思うんです。(幸せかどうかは誰でもなく自分自身で決めるものですからね)
かくいう僕も、一時期、
「好きを仕事に」
の沼にハマっていた時期もあり、若干辛い経験もしてきました。
理想に掲げていたものと、自分の潜在的な本音が不一致になっていて、自分を追い込み続け、メンタルを壊しましたね。
20代半ばであれば、それなりに仕事経験は積んでいると思います。
なので、一つの観点として、そもそも仕事自体ではない部分への欲求が強い可能性も一つ視野に入れてみてもいいかもしれません。
20代半ばだけど、仕事で何がしたいか分からないを解決する3つの方法
上記で、紹介した仕事で何がしたいか分からない3つの原因の中で、一つでも、
「当てはまりそうかも?」
という心当たりがあれば、これからお伝えする解決策が、きっと活かせるかと思います。
1、自己理解や仕事理解を深める(できればアクションまで)
まず、自己理解と仕事理解しましょう。
原因を読んでいただ通りで、仕事で何がしたいかが分からない根幹、根っこの部分は、おおよそここだからです。
・自分は何が好きなのか?
・どんな強みを持っているのか
・世の中にはどんな仕事があるのか
・どんな職種や役割があるのか
などなど、自分自身を知り、それでいて、その自分自身に対して、マッチする仕事は何なのかを探していきましょう。
「自己理解なんて、新卒で就活をした際にしたよ!」
というふうに思われるかもしれません。
しかし、社会人経験を積んで実際の仕事を経験した後に改めて自己理解や仕事理解をするのには、とても大きな意味があります。
なぜなら、仕事を実際に体験していることにより、より正確性や納得度、現実性を上げて、理解が深められるからです。
なので、騙されたと思って、ぜひ改めて自己理解・仕事理解に取り組んでみてほしいなと思います。
もちろん、まずは書籍やブログなどを用いて、ご自身でやるのもいいと思います。
ただ、どうしても1人では見えてこない部分や気づけない部分があったり、後回しにしちゃったりというのもあるあるだと思います(というか、そうゆう人を何人も見てきました)
なので、
「自己理解や仕事理解は、なかなか一人では厳しそうだな…」
「もう色々と自分でやってみたけど、一人ではきつい…」
という場合は、キャリアのプロの人に手伝ってもらうのもありだと思います。
個人的に、おすすめは、自己理解をとことん向き合って、
を徹底的に向き合い、考えてくれるポジウィルキャリアです。
キャリア相談の質が良い分、そして転職エージェントではない分、無理やり仕事を紹介されることもありません。
「あなたのキャリア、人生をよりよくするためには?」
を追求して一緒に考え、キャリアを一緒に前に進めてくれます。
転職エージェントではないので、有料ではありますが、それ以上にあなたのキャリアに価値を大きくしてくれるかと思います。
とはいえ、合う合わないもあると思います。
それでいて、お金がかかることなので、まずは無料体験相談だけしてみて、そこから見極めるのがいいですね。
ちなみに、実際に、ポジウィルキャリアの無料相談を受けた方からお話を聞いたのですが、
「短い時間の中でも、親身に自分に向き合ってもらえた」
「何よりキャリアトレーナーの人が良くて、信頼してキャリアサポートしてもらえた」
「質問でキャリアを深堀してもらえて、一人では気づけなかった部分に気づけた」
というふうにおっしゃってました。
2、転職”活動”をしてみる(実際に転職しなくてもいい)
先ほど、仕事で何がしたいか分からない3つの原因でもお伝えした通り、そもそもあなたに合う仕事や適性な仕事に出会えていないから、仕事で何がしたいか分からない可能性が高いです。
ということは、シンプルに、まずは仕事や人との接点を増やすことが必要、重要ということになってきますよね。
その具体的な方法が、転職”活動”ということです。
なぜなら、転職”活動”をすることによって、
・世の中の仕事や業界、職種を嫌でも調べますし
・実際に企業へ面談や面接に行って、会社や社員と対話ができますし
・比較対象を持てることで、今の仕事と、他の仕事との違いや差がわかります
正直、あげれば、まだまだキリがありませんが、基本的に、
「仕事で何がしたいか分からない」
というのであれば、転職”活動”をしてしまうことが一番の近道です。
なので、僕自身も、キャリアに悩みを抱えている人から相談を受ける時にも、
「まずは転職”活動”をスタートさせましょう!」
とお伝えするようにしています。
ちなみに、
「転職活動をしよう!」
と伝えると、口を揃えて、
「まだ転職するまでじゃないしなぁ、そこまではなぁ、、、」
という方が多いんですが、必ずしも転職して仕事を変えるまでしなくてもいいんですね。
なぜなら、今の仕事を続けながらですし、別に転職活動をしたからといって、絶対に合格した会社に行かなくてもいいわけですから。
なので、いい意味で軽い気持ちで転職活動をしてみるイメージです。
これもまた面白いんですが、上のようなスタンスの方が、仕事理解や自己理解が深められて、どんな仕事をしていきたいかがわかるようになってきます。
それでいて、いい意味で肩の力が抜けて、結果も出やすくなったりするんですよね。
なので、繰り返しになりますが、転職活動はあくまで”活動”であり、あまり重くとらえすぎず、目的は、
「仕事で何がしたいかを見つける」
というふうにしてみると良いかと思います。
その上で、今の仕事が実はよかったとなるかもしれないですし、転職活動をする中で、
「これだ!」
というものにであるかもしれませんからね。
基本的に、デメリットよりもメリットの方が圧倒的に大きいと思います。
3、暮らしを豊かにする方向性に舵を切った上で、仕事を選択する
先ほどの原因の中で、
「たしかに、そもそも仕事というよりかは、暮らし第一、暮らし最優先で生きたいんだ」
というふうに思われた方は、もう思い切って、暮らしを豊かにする方へ舵を切るのもありかなと思います。
なので、
・そもそも自分はどんな暮らしができたら幸せなのか?
・最低限、抑えておきたい、譲れないことはなんなのか?
というように、これは先ほどの自己理解の部分に通ずるところであるんですが、ここを明確にしてあげるといいかと思います。
その上で、じゃあその暮らし実現するためにはどうしたらいいかを考えるわけです。
例えば、こんな例。
こんな暮らしが幸せ→平日も夕方以降の自分時間を持ちたい
現状→残業が多くて、平日は自分時間がほとんどない。
こんな暮らしが幸せ→お休みの日に近くの公園などでのんびりしたい
現状→平日の疲れで、起きるのは昼過ぎだし、平日にできていなかった家事や買い物で一日が終わる
こんな暮らしが幸せ→自分の趣味の時間を大切にしたい(例えば、ランニングや登山、カフェ巡りなど)
現状→平日の疲れで、起きるのは昼過ぎだし、平日にできていなかった家事や買い物で一日が終わる
選択肢1:
現職は、残業がすごく多くて平日休日ともに自分時間が0だから、残業の少ない、もしくはない仕事に変える
選択肢2:
プログラミングやウェブデザイン、ウェブライティングなどの手に職をつけて、3〜5年後に通勤時間0かつ、短時間で働ける仕事にする
選択肢3:(これ一本でいうより、他と合わせ技でやるイメージ)
金融リテラシーを高めつつ、コンパクトな暮らしを実現するお金の使い方や残し方、増やし方を学び、実践する
パッと思いついたものですが、こんな感じですかね。
目指したいものと、今の現状を書き出して、その差を埋めるためにはどうしたらいいかを考えて、アクションまで落とし込むイメージです。
最後に:20代半ば、新卒の頃と比べて若くはありませんが、今が一番若いのでアクションを起こしていきましょう
この通りですが、20代半ば、という年齢は、新卒の頃と比べたら、もちろん若くはありません。
けれども、人生100年時代と言われている現代。
そんな時代の、20代半ばは、まだまだ若いですし、可能性に満ちている時期だと思います。
それでいて、今が明日よりも若い、つまり、今が一番若いです。
そんな一番若い今、あなたは、仕事や暮らしに対して、真摯に向き合われていると思います。
なので、その気持ちや想いを大切にして、アクションに移してもらえたらと思います。
何事も絶対、ということはありませんが、何も行動せずにいるよりも、何かしら行動を起こした方が、変化を生み出せるのもたしかだと思います。
僕自身も、
・行動せずに後悔したこと
・行動して後悔したこと
それぞれ多々ありますが、行動せずに後悔したことは未だに心残りとなっています。
それでいて、やらなかった後悔は、もう取り戻せないものも少なくないですからね、どうにでもできないもどかしさまで生まれます。
反対に、行動して失敗しちゃったなぁということもありますが、これについては、やることはやっているので、心残りもありません。
さらにいうと、行動に起こしていれば、仮に一時的に失敗だと感じることも、その後の行動で、どうとでも正解に変えていけるんですよね。
少し熱くなって長々と書いてしまいましたが、結局伝えたいことは、
”想いがあるのであれば、後悔しない選択、行動をしてもらいたい”
ということです。
自分を変えられるのは、自分です、あなた次第です。
そして、世界の誰もが、今が一番若いということは事実です。
僕は応援することしかできませんが、挑戦するあなたを応援しています。
あなたの人生がよりよくなりますように。
やってやりましょう、今。