というあなたに向けて、
この記事では、「百聞は一見にしかず」ということわざの意味や由来などの説明に加えて、僕自身が最近この言葉が腑に落ちた経験があったので、そちらも添えて書いていきます。
この記事を書いている僕(@career_places)は、キャリアカウンセラーとして学生、社会人の300人以上のキャリアサポートをおこなっています。
その中で、見えてきたものと、自分の中で感じたことを添えつつ、「百聞は一見にしかず」をただのことわざだけで終わらせず、あなたの人生の大きな糧にしてもらえたら幸いです。
百聞は一見にしかずとは(意味)、原文も紹介
百聞は一見にしかずとは
百聞は一見にしかずとは、元々は故事成語で、中国の前漢の時に生まれたとされている言葉です。
漢文の話の中で、使われた
「百聞不如一見」
というものが訳されて、
「百聞は一見にしかず」
というふうに現代にも語り継がれています。
百聞は一見にしかずの故事(原文)
原文と、現代語訳を載せておきます。
上遣問焉、曰
将軍度羌虜何如、當用幾人?
充国曰
百聞不如一見。
兵難踰度。
臣願馳至金城、図上方略。
出典:『漢書』趙充国伝
前漢の宣帝が使者をつかわし、趙充国にこう尋ねた。
「将軍は漢に従わない異民族の羌の勢力がどれほどであると思う?やつらの反乱を鎮圧するためには、どれほどの兵力が必要だと思うか」と。
趙充国はそれに答えて「『百聞は一見に如かず』です。軍事の現場はここから遠く予想がつきません。私が自ら金城(涼州金城郡。現在の甘粛省)に向かい、地形を図に描いて、それから方策を立てましょう」と言った。
百聞は一見にしかずの意味
上の現代語訳を見ればわかるかと思いますが、この通りで、一言で言うと
「100回聞くよりも、1回見たり体験した方が早いよ」
ということです。
あれこれと聞いたり調べたりしまくって、いわゆる机上の空論になるよりも、下手くそでも飛び出して、現地、現場で生の声を聞いたり、見たり、体験した方がいいということです。
補足すると、
「闇雲に足を運びまくるのはそれはそれで時間が足りなかったり、遠回りするから、最低限下調べしたら、あとは走り続けましょう」
というような捉え方ができるとこの言葉を実生活に活かせるかなと思います。
百聞は一見にしかずの使い方、例文
例えば、知り合いが、旅行で訪れた色鮮やか青色をした湖を見てきて、それについて知りたい時などに、口で言われるよりも、実際にそこへ訪れてみるのが早い時などに、
👤「百聞は一見にしかずだから、実際に訪れてみよう」
という風に使います。
また、噂話や悪い評判などを人づてに聞いた際にも、実際に面と向かって会ってみたら、とても素敵な人だった時などに、
👤「やっぱり百聞は一見にしかずだな」
という風に使います。
【余談】百聞は一見にしかずを身を以て体験した話
で、このまま意味を説明してもつまらないと思うので、
「百聞は一見にしかず」
において僕自身が実際に体験したり、思ったことを書きます。
(余談なので、読みたい方だけで、読みたいくない人はスッと下の見出しへw)
僕はフリーランスとして、個人で家に引きこもってブログを書いたり、作業をしているのですが(普通に引きこもるのは気質てきに好きなので苦ではない)、周りで関わっている大人、学生たちを見て思ったのは、
👤「あ、体験、経験を自分の足でしている人って、魅力的だし、深みがあるし、そこから出でくるものがすごいな(語彙力w)」
と思ったんですよね。
例えば、
・世界一周してきた人
・インターンをさまざま経験してきた人
・めっちゃ遊んで遊びを知り尽くした人
などなど、実際に足を運んで経験してきてる人は、一味違うんですよね。
そうゆうのを見てきて、ふと自分を振り返った時に、
👤「自分てまだまだ経験が足りないし、幅も狭いな」
ということに実感したんですね、無力というか、無知というか。
わりと最近引きこもって作業がほとんどだったので、
👤「なんだか百聞はしてるかもしれませんが、一見、二見という経験や体験が不足してるなー」
と強く思ったんですね。
ブログや発信しているというのもあって、
👤「自分の中にやはりそうゆう経験や体験を溜め込んでいないと出るものもそこまでだなぁ」
と思うんですよね。
ていうか、わりとほとんどの人が体験や経験を多く持った方が人生の深みも幅も世界もガラッと変わるはずなのですよね。
なので、ぜひ、ちょっと頭でっかちだなと思う人とかは、腰を上げて現地に足を運んだり、体験したりしてみてくださいね。
百聞は一見にしかずの続き
実は、百聞は一見にしかずには、続きがあって、これを知った時に、
「まさに、これだなぁ
と思ったので簡単にシェアさせてもらいます。
百聞は一見にしかず
百見は一考にしかず
百考は一行にしかず
百行は一果にしかず
こんな感じでして、本当にその通りだなと。
結局は、体験することの先って、その瞬間や先の幸せにつながるからなんですよね。
そして、それを周りにも広げていくという。
そのために、見て理解してやってみて、成果を上げて幸せにつなげていくという。
百聞は一見にしかずに習って、今日から一見を積み重ねましょう
👤「今まで少し頭でっかちだったかも」
という人は、ぜひ一見(見る、やってみる)を意識して、あなたの人生の充実、幸せを大きくしていってもらえたら幸いです。
きっとあなたの人生がよりよくなりますように。
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