何かこれと言って嫌なことや辛いことがあったわけではないのに、急に虚しくなる
どちらかと言うと、自分は恵まれていると頭では思っているのに、突然何もやりたくなくなってしまっている
この虚しい気持ちの状態が気持ち悪いし、腰も重いのでなんとか解決したい
というあなたに向けて、
この記事では、何かあったわけではないのに急に虚しくなる時の7つの共通点と対処法について、わかりやすく解説します。
この記事を書いている僕(@career_places)は、キャリアカウンセラーで、また、現在絶賛「虚しくなっている状態」です。(笑)
これと言って嫌なことも辛いこともあったわけではないんですけど、虚しくて虚しくて、どうしようもないんですよね。
過去も何度か、こういった経験もあって、乗り越えてきた中で、急に虚しくなってしまうときの共通点と、対処法が見えてきたので、振り返りつつ、ここにまとめておきます。
何かあったわけではないのに、急に虚しくなる時の7つの共通点
1、目標がなくなった
よくも悪くも、目標がなくなると、急に虚しくなることは少なくありません。
例えば、何か目標を掲げて、一生懸命走ってきて、達成したあとに、急に、どこへエネルギーを向けたらいいんだろうとなってしまって、何もやる気が起きなくなったり。
反対に、目標が達成できないと悟ってしまったり、あまりにも目標が遠い未来すぎるときにも、虚しくなってしまいます。
人は、心から追いたい目的を失ってしまうと、虚しくなってしまうのかもしれません。
まさに、僕も最近、少し目標がぼやけてしまっていた部分があったので、そこが今の虚しさを生み出してしまっているのかもしれません。
対処法: 目標を立てる
この通りで、自分のエネルギーの向け先、つまり、目標を持ちましょう。
目標と言うと、少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが、大きなものや偉大なことである必要は一切ありません。
小さくてもいいです。
と言うより、むしろ、まずは手近、身近な目標の方が、追いやすいし、現実味があっていいと思いますね。
その方が追う意欲も湧きますし。
遠すぎるとなんだか自分ごとに思えなくなってしまいますからね。
加えて、ポイントとして、自分の心が突き動かされるものがいいです。
なぜなら、今の虚しさの部分って、心がこう空っぽに近い状態になっているがゆえだったりするので。
なので、この2点を意識して、目標を立ててみるといいかなと思います。
1、手近で現実味のある近めにする
2、自分の心がワクワクするものにする
2、時間を持て余しすぎている
時間を持て余しすぎているときにも、人は虚しさを感じやすいです。
僕は、何をするわけでもなく、穏やかにゆったりとする時間が好きなのですが、そんな時に、時折、この虚しさに襲われることがあります。
これについては、そもそも、人の本能的なところで、不安を感じたり、無に還ろうとする性質を持ち合わせているらしく、暇を持て余している時や時間がたくさんあるときに、虚しさが込み上げてきてしまうんですね。
なので、そもそも、人間の性質として、少なからず虚しさは感じるものですぜ、と言うことを知っておくだけでも、少し安心ができますね。
変に焦ったり、不安になると、余計に心によろしくないですからね。
対処法: 何かしらに没頭する
この通りで、暇な時間があると、虚しさを感じるので、その反対は、何かしらすることで、その虚しさを消しされます。
というか、何かしらをすることで、虚しさを感じている暇がなくなる感じですかね。
趣味があれば趣味でもいいですし、好きなTVやアニメ、漫画を見るだとか、何かしらやってみるのがおすすめです。
とはいえ、趣味ってないんだよなぁ、という場合は、全力腕立て、全力腹筋、全力スクワット、全力ジャンプなどをやってみるのがいいかと思います。
息が上がるくらいに、必死にこれらの運動をしてあげると、体を動かすことで精一杯になるので、虚しさは吹き飛びます。
僕は、なんだか憂鬱な気分になりそうになった時には、すかさず、HIITというものを実践しています。
超噛み砕いて、簡単にいうと、短い時間で激しめの運動をすると言うことです。
3、太陽の光を浴びていない
太陽の光を浴びていないときにも、人は、虚しさを感じやすくなります。
なぜなら、太陽を浴びれないことで、セロトニンという、気持ちを晴れ晴れとハッピーにしてくれるものが体内に作られないからです。
これって、意識せずとも外に出歩いていれば、太陽の光を浴びるので、普段は問題なく、セロトニンを作れます。
しかし、例えば、梅雨で雨続きで、お日様が出ていない時や、雨続きの台風の時期など、雨が数日に渡って降り続いて、太陽の光を浴びれないときもありますよね。
そうゆう日が続くと、セロトニンが作られにくくなり、虚しい気持ちになってしまうんです。
なので、今振り返ってみて、確かに、太陽の光を浴びていないという心当たりがあるのであれば、もしかすると、それが原因になっているかもしれませんね。
対処法: いつもよりも長めに外を歩く
太陽の光を浴びていないことによるセロトニン不足が原因であれば、いつもよりも多く外を歩くことで、セロトニン不足を補いましょう。
雨や曇りの日でも、少ないとはいえ、50%くらいは、太陽の光が降り注いでいます。
なので、単純に、外に出歩く時間を少し多めにする意識をすることで、セロトニンを作れるようにするということです。
それでいて、歩くというリズム運動も、実はセロトニンを生成してくれます。
なので、外を多めに歩くことで、ダブルで、セロトニンを多くすることで、虚しさを改善できるかもしれません。
4、運動不足
運動不足も、虚しさを産む原因になります。
なぜなら、運動不足だと、血流が滞って、体の隅々まで、新鮮な血流や栄養が回らずに、だるさや虚しさを生み出してしまうからです。
加えて、先ほども書きましたが、歩いたり、走ったりなどのリズム運動がセロトニンを自然を作ってくれるのですが、運動不足だとそういった機会も失ってしまいます。
なので、運動不足だと、二重で虚しさを感じやすくなってしまっている可能性が高いんです。
対処法: 運動習慣を身につける
運動不足の状態から、いきなり運動と言うのも、酷なので、まずは、散歩だけでいいので、こちらをやってみるのをおすすめします。
散歩は、手軽な運動かつリズム運動、それでいて、外の日差しも浴びれます。
なので、手軽な散歩だけでも、セロトニンをガンガン上げていけます。
慣れてきたら、上でも紹介したHIITや筋トレなどをすると、虚しさだけでなく、健康改善にも繋げられるかと思います。
5、疲れが溜まりすぎている
単純に、疲れが溜まりすぎているときにも、人は虚しさを感じます。
なぜなら、
「もう疲れたー!休ませて!」
と脳が悲鳴をあげているサインだからです。
これ以上、今のペースで自分を動かし続けると、体や心が壊れてしまうので、それを防ぐために、体からのサインがきているんですね。
こうゆう場合は、無理に、気持ちで動こうとしたり、焦ったりすると、かえって、悪化させてしまう可能性があるので、非常に注意が必要です。
対処法: とにかく休息
この通りで、シンプルに休んでください。
「あ、自分の体が休めって言ってるんだな」
と素直に、自分の体からの声に耳を傾けましょう。
おそらく、うまく休めないあなたは、きっととっても真面目な方かと思いますが、休むのも仕事なので、しっかり休みましょう。
「とはいえ、どう休んだらいいかわからない」
と言う場合もあるかと思います。(僕も過去にそうでした、休み方がわからないんですよね。)
もし、休み方がわからない場合は、以下の本がおすすめなので、そちらを参考にしてもらえたらと思います。
6、ネガティブな情報に触れ続けている
ネガティブな情報は、人を不安にさせ、不快にさせ、そして、心を疲れさせます。
これの怖いところは、あまり意識的には、感じないのだけれども、着実に、心の疲労が溜まっていくところです。
で、溜まりに溜まって、もう限界に近づいているサインとして、虚しさという形で、お知らせをしてくれているのかもしれません。
実際に、振り返ってみてネガティブな情報に触れる機会が多いか確認をしてみてくださいね。
どうですかね、わりと当てはまるのであれば、なるべく早めに習慣改善をおすすめします。
でないと、心や体がじわじわ傷められて、どこで病気という形で、帰ってきてしまう可能性があるので。
対処法: ネガティブな情報を見る機会を減らす
この通りで、心の疲れの原因であるネガティブ情報を減らしてしまうのが手っ取り早いし、効果的です。
ネガティブ情報に触れてしまうものとして、
・テレビニュース
・ネットニュース
・SNS
・新聞
・職場や友人関係
などが主です。
なので、これらの中で、特にネガティブな影響を受けていそうなものは、物理的に見ないようにしたり、離れるようにしてみてください。
とはいえ、ネガティブから完全に離れることは、現実的には難しい面もありますよね。
例えば、職場の人間関係とかだと、離れたくても離れられないというのも実情としてあるかもしれません。
なので、うまくここで紹介しているような、疲労回復法、リフレッシュ法を活用して、防ぎきれずに入ってきてしまったネガティブを溜め込まないようにしましょう。
究極、長い目でみると、職場環境って、一番といっていいほど、自分自身に影響を与えるので、この機に職場環境の見直しや、転職なども、選択肢の一つとして持っておくのは悪くないかなとも思います。
7、毎日に成長実感がない(マンネリ化)
毎日が激動は激動で疲れてしまいますが、変化がなく、マンネリというのも、心の乾きを産んでしまいます。(ある意味、贅沢な悩みでもあるんですが、お気持ちはとてもわかります)
確かに、今の現状で満足してる反面、このままずっと、変化もなく、たんたんと過ぎ去っていく日々だと、虚しさを感じてしまいますよね。
僕自身も、つい最近、そんな虚しさに襲われたりもしましたが、実は案外、これに当てはまる人も多いのかなと思います。
対処法: 何でもいいから、いつもと違うことを選んでみる
マンネリに虚しさを感じてしまうのは、良くも悪くも、あなたに成長意欲がある証拠ですし、とっても素敵なことだと思います。
なので、その気持ちに気づき、少しでもいいので今に変化を加える”何か”を加えてあげるといいかもしれませんね。
ガラリと変えるのであれば、転職をして業務や関わる人を大きく変えるのも一つですし、身近なものなら、普段、最寄駅まで歩いている道の一つ違う道を通ってみるだとか、何か趣味や副業をしてみるだとか、なんでもいいと思います。
繰り返しになりますが、案外、人って、意識をしないと、同じ行動を繰り返して、マンネリになりがちです。
なので、それに気づいた時に、自ら変化を選んでいくと、マンネリから解消されて、毎日が生き生きとしたものになるかもしれませんね。
急に虚しくなっても、変に不安になったり、焦らずに、とりあえず休息を
最後にお伝えしたいことは、急に不安になってしまったときに、変に不安になって、焦っての行動はしないでほしいということです。
なぜなら、不安は不安をさらに大きくしますし、不安で焦っている時に、人は冷静な正しい判断ができなくなるからです。
極端な話、その状態で不安になって焦って、誰かを頼って、詐欺にあってしまったりという可能性も起こりかねません。
特に、転職などは見切り発車で自分だけで、動くのではなく、しっかりと親身になって相談してくれるようなキャリアカウンセラーなどに相談をしながら、冷静に進めていくのが得策だと思います。
それでいて、そもそも、多かれ少なかれ誰しも、虚しくなりたい時はあったりします。
なので、
「あ、おかしなことではないんだ、みんなもあるんだ」
という良い意味で安心感は持っていただきたいです。
その上で、まずはきっちり休む、具体的には、ここでも紹介しましたが、運動、睡眠、栄養のある食事を心がける。
基本ですが、このどれかが欠けていると、人の体調は簡単に崩れます。
なので、ぜひ、まずは、ここをして、きっちり回復を目指してくださいね。
その上で、変化し続けるための、一手段として、
・転職をしてみよう
・お付き合いする人を変えてみよう
・こんな趣味に挑戦してみよう
というアクションをとってもらえるといいかと思います。
きっと、今の虚しさから解放されて、フレッシュな毎日が訪れますように。
もし、うまく活かせそうなものがあれば、活用していただければと思います。