
というあなたに向けて、
この記事では、自分らしく生き生きと働くために不可欠な自己理解の3つの方法をわかりやすくお伝えします。
この記事を書いている僕(@career_places)は、キャリアカウンセラーとして300人以上の学生、社会人のキャリアサポートをおこなっています。
キャリア相談者の中で自分について理解、つまり自己理解が浅いゆえにキャリアに悩みを抱えている方が多いことに気づきました。

そもそも、なぜ自己理解が必要なのか?自分の幸せがわからないと選べないから
そもそもの自己理解の必要性を分からずして、自己理解の方法だけを知っても、非常にもったいないです。
逆に、自己理解の必要性を知ったうえで、自己理解に取り組めると、単純に自己理解の過程も楽しめるし、積極的に深めていけて結果にもつながりやすくなります。
なので、明確な必要性がわからない方は、ここを読んだ上で自己理解の方法を実践してもらうのがいいかと思います。
「いやいや、分かってるよ~」
という方は、ここはサラッと読み飛ばして下の方に進んでいただいて、自己理解の方法の方をお読みください。
では、なぜ、自己理解が大切なのか?
それは、
・何が好きで、何が楽しくて、何が嬉しいのか
・何が得意なのか
・どんな性質、性格なのか
などなどがわからなければ、自分の幸せな働き方や仕事、生き方を選択できないからです。(※ここ超重要!)
例えば、どこかへ旅行するとなったときに、目的地を設定せずにどこかへ行こうとするようなイメージですかね。
これだと、そもそも、まずどの方向へ向かえばいいかもわからなければ、どんな交通手段が最適かもわからないです。
一方で、例えば大自然の中で涼みたいから、北海道に行きたいと決めていれば、うちからなら電車で空港まで行って、空港からはこの飛行便で行って、、、
というふうな適切な選択を選んで、目的地に向かうことができるわけなんですね。
このように、やりたいことや好きなことに限らず、幸せに生きるためには、
✓ 自分自身はどんなことが好きなのか
✓ 何をしている時が幸せなのか
✓ 何が得意なのか
が分かるくらいまで自己理解を深めておく必要があります。
自己理解とは、自分自身の気質や興味、特有の考え方を自分が知っていることを指します。
自分の好き嫌いや得意不得意、価値観や強み弱み、モチベーションの上げ下げの場面などといったように、自分について必要なことに気付いているということ。
ようするに、自分の幸せを理解している状態で、それを叶えるために発揮させる力を認識しているということです。
参考:厚生労働省
▼もう少し詳しく自己理解に関して知りたい方はこちらの記事から
今から始められる具体的な自己理解の3つの方法
自己理解は、以下の3つの方法でおこないます。

①自分の人生を振り返る
②他者と比較して自分特有のものを見つける
③客観的な意見をもらって自分の知らない自分に気付く(ジョハリの窓)
それぞれ、もう少し詳しく見ていきますね。
1、自分の人生を振り返る
・幼稚園
・小学校
・中学校
・高校
というように、まずは、今まで生きてきた人生をすべて洗い出しましょう。
案外、こうゆう人生全体の振り返りの機会って、しっかり時間作らないとやることは滅多にないと思うので、最初はなかなか出てこないかもですが、コツコツと思い出してみてください。
ある程度、過去の洗い出しができたら、その上で、頭がちぎれるくらいに、一つ一つの出来事を深堀していって、
✓ 自分の価値観
✓ 興味関心
✓ 性格、興味、強み
などまで落とし込んでみましょう。
ポイントは、とにかくなんで?なんで?なんで?を繰り返すことです。
なんで?の向こう側にあなたの大切にするべき核があるので。
2、他者と比較して自分特有のものを見つける

先ほどの過去の洗い出しと整理を終えられると、ある程度、自分自身と向き合いきれた状態にはなれているかと思います。
次は、自分と他者を照らし合わせて、他者に無くて自分にあるものをあぶり出していきながら、自己理解を深めていきましょう。
なんでこれをするのがいいかというと、自分自身の中だけで価値観や強みを決めようとすると、
「ほんとにこれでいいのかな?」
とあまり腑に落としづらかったりするからです。
反対に、比較対象を持つことで
「あ、確かに、他の人と比べてみると、これは自分特有のものかも」
という確信が持てたりするんですね。

具体的な他者比較の方法として、おすすめは、
他者の大切にしている価値観や哲学、強み弱みをインタビュー
もし周りに話を聞ける大人や同級生がいれば、じゃんじゃんインタビューや対話を行いましょう。
その中で、他者にはないけど、自分にはあるものなどが明確になってくるかと思います。
こんな感じで他者と比較する中で、
「これは他の人と違うなー」
「逆にここめちゃ共感するなー」
「あ、ここって意外と他の人できてないんだ」
というように、過去分析で見えてたものがより明確になります。
そして、過去分析では気付けなかった自分の大切にしているものや強みが見えてくるかと思います。

他者比較の際のポイントは、
・強みはなんだろう?
という視点で見ること。
弱みだったり、苦手なことに考えがいって、そのスイッチが入ると
「自分何もできねーじゃん」
となって、自己理解が進めづらくなってしまいますので。
なので、自己理解をする際には、
・強みはなんだろう
・自分特有の考え方ってなんだろう
という視点で見るように意識しましょう。
3、他者から、あなたに対する客観的な意見をもらって自分の知らない自分に気付く(ジョハリの窓)
自分自身と向き合い、他者と比較ができたら、だいぶ相当に自己理解が深まってきている状態かと思います。
もう、あと一歩です。
なぜなら、あなたの知らない自分がまだ隠れている可能性が高いからです。
人には、自分が知っている自分以外に、自分は知らないけれど、他人が知っている自分がいます。
その自分もまぎれもなくあなたであり、そこを知っていることでより良いの選択をできるようになります。
これをジョハリの窓といいます。
自分の知らない自分に気付くことで、はじめて、自己理解が深めきれて、心の底から納得いくキャリア選択や暮らしを送れるようになります。
僕もキャリアカウンセリングをさせてもらう際にもですし、自分自身がカウンセリングを受けた際に、このジョハリの窓で気付いた自分が意外と本人の深い価値観を形成していることはよくあります。
例えば、僕(すがしゅん)自身が、
✓物事を継続することが強みであること
✓誰かを支えたいという母性的気質があるということ
✓成長や刺激よりも穏やかさや優しさを大切にしたいということ
などに、他者の意見を貰ったことで気付くことができました。

このように、自分の中で自己理解をやりきった後に、第三者からの意見を貰い、自らの隅々まで理解を深め、100%に近い自己理解を深めましょう。

自己理解のポイントは3つ(価値観、興味関心、強み)を意識することと、自己理解を一緒に深めてくれる人がいること
ここまで自己理解の3つの方法について、解説してきましたが、やみくもに過去分析やインタビューをしても、正直、自己理解は深めづらいです。
なので、自己理解を深めていく上で、まず第一に、
①価値観(何をしている時、どんな人といる時に幸せか、何が好きか)
②興味関心(何に関心ごとがあるか、興味があるのか)
③強み(どんなことが得意なのか)
この3つの観点を意識して自己理解を深めましょう。
そうすると、自分の幸せを満たしつつ、自分の得意を武器にして働いたり、生きたりする選択肢を選べるようになります。
そして、第二に、もしあなたが本気でキャリアをよりよくしたいのであれば、あなたの自己理解を深めるお手伝いをしてくれるよき対話者を持つことです。
先程もちらっと書きましたが、なかなか一人では難しいことや対話の中でしか見えてこないもの、あとはそもそも途中で詰まってしまうなんてことも少なくはないです。
なので、いったん自分でやってみて行き詰まってしまったら、キャリアのプロの力をぜひ頼ってみてくださいね。

あなたの自己理解が深まり、前向きなキャリアを歩めますように。
僕はあなたを応援しています。
自己理解の方法、やり方について知りたい
自己理解を深めて、幸せな働き方や仕事、生き方を選べるようになりたい
自己理解の具体的な行動まで落とし込める方法を知りたい