朝起きたら、すぐに枕の横に置いてあるスマホでSNS、LINE・ニュースをチェック 電車で通勤しながらスマホをいじり、 会社につけば、PCで作業、 お昼休みをスマホをいじりつつ、ご飯を食べ、 家に着けば、YouTubeや動画、TVを見ながら夕食 寝る前までスマホで動画を流しっぱなし。 次の日の朝も、枕の横のスマホをすかさず手に取って….
こんにちは、キャリアカウンセラーのすがしゅん(@career_places)です。
あ、これ、以前の僕の平日ルーティーンです。
こうして、文字に起こしてみると、ほんっとに寝る時間以外、ずーーーーっと、デジタル機器に触れていたんですよね。
もし、
「最初の内容にドキッ!ときた」
「うっすらデジタルデトックスしたい気持ちはあるんだよな〜」
という方は、ぜひ、読んでいただけると、あなたの暮らしの質が大きく改善されて、とても心地よい毎日になるかと思います。
僕自身、プチデジタルデトックスを実践してから、かなり生活の質が改善して、とっても生き心地がよくなりました。
なので、プチデジタルデトックス実際にやってみてわかった3つの効果と、具体的な8つの方法について、わかりやすく解説します。
今回は、
プチデジタルデトックス = 完全なデジタルの遮断ではなく、要所要所でできる範囲でデジタル機器に触れる機会を減らす
という定義という前提で読んでいただければと思います。
”プチ”である理由としては、現代生活を送る上で、デジタル機器を完全に0にするというやり方は現実的でないというのと、もちろんデジタル機器とうまく付き合うことで受けられるメリットも大いにあるからです。
【断言】99%の人がプチデジタルデトックスした方がいい。デジタル機器を使いすぎる3つの問題点
そもそも、なぜデジタル機器がよろしくないのかについて、なんとなくは理解しているけれど、
・具体的に ・何がどう影響して ・なぜ良くないのか
というのを理解しておくことが重要です。
なぜなら、納得感をもった状態の方が、デジタルデトックスをするモチベーションになりますし、そのメリットを最大限にできますからね。
1、デジタル機器を多用すると、脳疲労が溜まり、かつ、取れづらくなるから
デジタル機器を多用することで、疲労を蓄積させ、溜まった疲労が取れにくくなります。
なぜなら、デジタル機器を通して、とても便利な暮らしを得られている一方で、たくさんの情報という刺激を私たちの脳に働きかけ続けてくるからです。(特にスマホ)
具体的には、
・至近距離で強い光(ブルーライト)を浴び続ける ・SNSやTVなどでの嫉妬感、無力感、焦り、怒りの感情 ・アプリの通知で毎回反応(集中力を乱される)
などなど、挙げればキリがないのですが、デジタル機器を使うことで、気付かぬうちに、エネルギーを吸い取られてしまっているんですね。
エネルギーを吸い取られて、たくさん使ってしまうので、そりゃ疲労は溜まるわなと。
それでいて、エネルギーを使い続ける、ということは、疲労回復にはエネルギーを回せない、つまり、疲労は貯まれど、抜けぬ状態で、悪い意味で、疲労の貯金残高が溜まっていくという負のループになってしまうんです。
2、デジタル機器を多用すると、不安感が増大されるから
デジタル機器を多く使っていると、気付かぬうちに、僕たちの不安感をあおってくるものに、触れる機会が多くなってしまいます。
アメリカのヒューストン大学の研究によると、FacebookなどのSNSの利用によって、鬱や不安障害を引き起こす可能性を高めることがわかっているみたいです。
例えば、
・SNSやTVを通して、キラキラしたすごい人たちと自分を比べて落ち込んだり ・将来の不安を煽るような広告を目にしたり(老後の不安がどうのこうのみたいな)
いわゆる企業が商品をお客さんに買ってもらうためのマーケティングなので、良いものや自分にとって必要なもの、暮らしを豊かにするものもあります。
けれども、目にする多くのものが必要のないものや変にあおってくるものなので、不安や焦りだけは募るといった状態に陥ってしまうんですね。
それでいて、広告や目に入ってくる情報のコントロールは難しいので、デジタル機器を多く使うことで、それらに触れる機会はおのずと増えてしまい、メンタルを悪化させってしまいます。
参考:Journal of Social and Clinical Psychology
3、デジタル機器を多用すると、大切な時間を大量に無駄にしてしまうから
至ってシンプルですが、デジタル機器を多用することで、貴重な時間を無駄にします。
しかも、たいていのことは、自分の人生にとって、”重要ではないこと”に、膨大な時間を使ってしまっているんですね。
たしかに、僕も、今振り返ると、そうとうな時間をドブに捨てていたなぁとすごい後悔してます。
ある調査では、1日あたりにスマホを使っている時間は、おおよそ6時間以上ということがわかっています。
1日に6時間ということは、睡眠時間(8時間)を除けば、16時間のうちの6時間。
なので、少なくとも1日の30%以上は、デジタル機器に時間を使っていることになりますよね。
それでいて、この調査はスマホに絞った調査です。
なので、その他にもパソコンやタブレット、TVなどは含まれていないので、実際は、50%以上はデジタル機器の使用に時間を奪われていると言っても過言ではないと思います。
しかも、恐ろしいことに、この調査からもわかるように、自分でスマホを使っていると思っている意識の2倍も、実際には使ってしまっているという点です。
恐ろしいですよね、スマホはよく悪くも中毒性があるので、気付かぬうちにのめり込んでしまって、気づいたら、たくさんの貴重な時間を失っていたということになりかねないんですね。
冷静に振り返ってみると、「ああ、なんか時間無駄にしたなあ」なんて経験はわりと多いんじゃないんでしょうか?
繰り返しになりますが、このまま、スマホなどのデジタル機器を浴びるように使い続けると、人生の50%、つまり人生の半分を自分にとって重要でないことに時間を奪われてしまっています。
参考: スマホを1日何時間使っている?意識と実態に3時間差「スマートフォン利用に関する生活者実態調査」 公開
実際にプチデジタルデトックスをやって感じた3つの改善効果
と、ここまで、デジタル機器を多用することによる問題点を見てきて、
・ゾッしてきた ・なんとか改善させねば
という気持ちが湧いてきたかと思います。
ここからは僕自身が実際に、プチデジタルデトックスをして、得られた効果について、わかりやすく解説します。
1、集中力・意思力・思考力が改善されて効率30%UP
まずは、これで、脳の全般が改善され、作業効率が30%UPしました。
「能力が上がった!」
というか、正常に戻ったというような感覚ですかね。
例えば、仕事では、プチデジタルデトックス前までは、1時間かかっていた業務が、40分ほどで終わるようになりました。
仕事って、上記のように、集中力、意思力、思考力などのさまざまな力を駆使して行われているんですが、それら全てが改善されたことで、仕事での効率が上がって、時短で成果を出せるようになりましたね。
また、結果という部分でも改善が感じられましたし、体感値としても、集中状態に入るまでの期間や持続時間、思考の柔軟性が増して、仕事をスムーズに進められる感覚になりました。
こうなんというか、気持ちよく働けるようになって、かつスピードも早くなってという感じで、単純に仕事も以前より楽しくなりましたね。
参考: スマホ脳 (新潮新書)
2、疲労が大幅に軽減
個人的に、プチデジタルデトックスをやって、最も嬉しかった効果としては、疲労が大幅に軽減された点です。
デジタル機器を、仕事でもプライベートでも見境なく使いまくっていた時とは、嘘のように、疲れなくなりました。
どのくらい変わったかというと、これまでは、土日のどちらかは、1日中疲れで動けないほどだった状態から、プチデジタルデトックスをしてからは、土日には、自分のやりたいことにアクティブに取り組めるようになったほどです。
それでいて、平日でも、業後に読書をしたり、部屋の掃除をしたり、週末の予定を立てたり、スキル習得に時間を使ったり、というように、業後もこれまたアクティブになれるほど、余裕が生まれました。
また、疲れにくくなっただけでなく、疲れた後に、疲労回復スピードも改善されました。
これまでは、1日ぐっすり寝ただけでは、なかなか疲労が取れなかったのに対して、プチデジタルデトックスをしてからは、たいていの疲れは、1日寝れば取れるようになりましたね。
疲れにくくなって、疲れもすぐとれるようになって、もういいとこづくめですよ、ほんとに。デジタルデトックス万歳。
2、不安や心配、焦りがほぼ無くなった(メンタルの安定)
この通りで、プチデジタルデトックスをしてから、不安や心配、焦りといった感覚がほぼなくなりました。
それまでは、常に、不安や心配ばかりしていて、メンタルはいつも不安定な状態だったんです。
例えば、
・「将来仕事を失ってしまい生活できなくなるんじゃないか」という強い不安感で眠れなくなったり ・休日にも関わらず、仕事の業務で、あの案件でミスがあったりしないかなどと、ずーっとそればかり考えて1日が終わってしまったり ・SNSなどで自分と同世代の優秀な人でキラキラな人たちと、自分を比べてひどく落ち込んでしまったり
というように、挙げればキリがありませんが、デジタル機器を使いまくっていた時期は、こんな状態でした。
一方で、プチデジタルデトックスをしたことで、毎日がなんて穏やかなこと。
スマホなどのデジタル機器をイジる機会が減ったことで、不安を掻き立てられるような情報に触れたり、キラキラした人を見る機会が減り、余計な心配や不安、焦りは無くなり、自分のペースで、自分の幸せに目を向けて暮らせるようになりましたね。
プチデジタルデトックスの具体的な8つの方法、やり方
とここまで読んできたいただき、
「プチデジタルデトックスと言われても、具体的にどうやったらいいんや?」
と思われるかと思われたかと思うので、僕が実際にやった8つの方法をわかりやすくお伝えします。
お仕事柄であったり、事情は人によってさまざまかと思うので、あなたのできる範囲から実践していただけたらと思います。
1、スマホはリュックやカバンの中にしまって持ち運ぶ
スマホ、左ポケットに入れてませんか?
通知が来たらすぐに取り出して確認できるように。
何か来てるかなって、チェックできるように。
特に理由もないけど、SNSのタイムラインを見るために。
それも全部、すぐに取り出せるところに入れてるのが悪因です。
リュックやカバンの奥深くにしまってしまえば、頻繁にスマホは見れなくなります。
地味ですけど、今日からできて、わりと効果的なので、おすすめです。
スマホは、リュック、カバンの奥へGo!
2、スマホ、PCの通知OFF
スマホやPCは、
「ねぇねぇ私をみてみて!」
言わんばかりに通知で、僕たちの意識を持っていこうとしてきます。
そんな声に反応してしまったら最後、デジタルワールドから戻って来れなくなります。
声が聞こえなくしてしまえばいいので、やることはシンプルで、設定から通知をOFFにポチッとやるだけ、たったこれだけ。
案外、通知がこないと、そもそもスマホを開こうという意識が働かなくなるので、こちらも手軽でおすすめの方法ですよ。
3、ニュースアプリを消す(ブラウザはChromeかSafari)
ニュースアプリは、プチデジタルデトックスへの難敵です。
ニュースアプリは、一度習慣になってしまうと、癖になりますからね。
見ないようにすると言いたいところですが、アプリが残ったままだと、また開きます、絶対。
なので、そもそもニュースアプリを消してしまいましょう。
大丈夫です、本当に必要な情報はニュースアプリを見なくても、耳に届くものですから。
あともう一つは、スマホもPCもですが、検索ブラウザがヤフーであるなら、すぐにChromeかSafariに変えましょう。
ヤフー検索は、ニュースが見たくなくても目に入ってくるようになっているからです。
なので、Windows PCやアンドロイドスマホなら、Chrome、MacやiPhoneならSafariを使うのがおすすめです。
4、SNSアプリを手軽に開けないようにする(究極は毎回ログアウトorアプリ削除)
SNSアプリって、なんか理由もなく、手癖で開いては閉じて、
また、思い出しように開いては閉じて、を繰り返してしまいますよね。
であれば、先ほど、リュックやカバンにしまう方法と同じように、そもそも開きにくくするのが得策です。
例えば、上の画像のように、アプリを単体で置いて、1タッチで開けるようにするのではなく、ほかのアプリとごちゃ混ぜにして、少し開くのに手間がいるようにしたり。
そうすると、めんどくさくて、開く頻度が減らせます。
とはいえ、究極はそもそもやらない、であったり、やるにせよ、毎回ログアウトみたいにすると、より効果的ですね。
心の底から、SNSが自分にとってよくない、やめたいと思っている方は上記の方法がおすすめです。
5、スマホ置き場は布団から手の届かないところ
スマホが寝ている布団から手の届く距離にあると、どうしても、スマホが気になるし、気になった時に、すぐに手にとれてしまって、そこからダラダラ見てしまうんですよね。
これも、そもそも物理的に手の届かないところに置いてしまうことで、気にならなくしちゃいましょう。
おすすめは、目にも入らないような引き出しにしまったり、何かケースに入れてしまうのがいいです。
最初のうちは、少し落ち着かないかもしれませんが、大丈夫です、すぐに慣れてくるので。
6、スマホやPCを使わない暇つぶしを見つける(おすすめは、本)
スマホやPCをいじるときって、総じて、暇な時ではないでしょうか?
何か、手持ち無沙汰だから、とりあえず何かしらがあるスマホやPCを開いてしまうんですよね。
であれば、そもそも暇な時にやること、暇つぶしの手段や趣味をいくつか見つけておくと、無駄なスマホいじりは減らせます。
手段はなんでもいいんですが、個人的におすすめなのは、本です。
ビジネス本でもいいし、小説でもいいし、漫画でもいい。
単純に、時間を有意義に使えますし、没頭することで、スマホなどを忘れることもできますからね。
今まで読書を毛嫌いしている方でも安心してください。
僕も読書嫌いでしたけど、今では、読書を自らしたくてするようになりましたから。
ポイントは、周りの目とか、世間体とかどうでもいいので、あなたが興味のある分野の本を選んで読んでみることです。
ほんとに、なんでもいいです、あなたが興味のあるものなら。
僕の場合だと、メンタルに興味があったので、メンタル系の本を読んでみたり、お金や投資にも興味があるので、お金の本など、あとは健康の本などを読み漁っていたら、読書が楽しくなっていきましたよ。
7、スマホをいじれない状況を増やす(銭湯、温泉、スポーツ)
上のと若干被りますが、そもそもデジタル機器を触れない状況を作るのがおすすめです。
なんだかんだ、習慣や癖になっていると、気合いや意気込みだけではなかなか難しいという方も少なくないかと思います。
であれば、これまた繰り返しになりますが、そもそも、気合いもなにも、物理的にいじれなくしちゃいましょう。
具体的には、銭湯や温泉、スポーツなどです。
これらはどれもスマホを持ち歩いてできないので、変な意識などをせずとも、デジタル機器から距離をおけるようになります。
と、こんな感じで、デジタルづけづけの状態から、プチデジタルデトックスする方法でした。
僕自身は、ここで紹介したものを全て実践して、控えめに言っても、暮らしの穏やかさが、180度変わりました。
もし、今のデジタルづけづけ状態から抜け出して、穏やかな毎日を過ごしたい方は、まずできるものからでいいので、少しずつプチデジタルデトックスを実践してみてくださいね。
きっと、あなたの暮らしがやさしくなりますように。